例年であれば、雪かきに追われている1月下旬。
今年は暖冬のおかげで過ごしやすい富山です。
ただ、小学生の娘は「スキーに行きたい!」と週末になるたびに、立山連峰を恨めしそうに眺めております。
暖冬ということで、冬の富山湾は珍しく穏やかな日々が続き、カニ漁の方も1月にしては順調に行われています。
極上タグ付きのカニのお問い合わせも増えてきているので、今日は、富山湾産「極上タグ付き高志の紅ガニ」について
のお話。
- 富山県内の漁港で水揚げされたもの
- 重さ:約1,000g以上
- 甲幅:140mm以上
- すべての脚がついていること・身入りが良いものであること
これらをすべて満たしたものだけが、漁港名・漁船名が入ったタグ付きの【極上タグ付き高志の紅ガニ】となります。
よって、水揚げされたカニの中に「該当者なし」の場合もあるのです。
また、一番上の写真の甲羅についている粒粒は、カニビルの卵なのですが、
ズワイガニには多く、ベニズワイガニには少ないといわれています。
カニビルの卵が多い=高級と聞かれたことないですか?
それは、カニビルが卵を産み付けるということは、脱皮直後のカニではない
ことの証明であるためです。
ただ、カニの生息場所が岩場付近の場合、岩場にカニビルが産卵するため、この限りではないようです。
水深1,000M付近に生息し、周囲が岩場で育った高志の紅ガニはタグ付きであっても
カニビルの卵がついていないものも多くあります。
カニビルの卵の有無に関係なく、タグ付きのカニは、身入りも抜群にいいですね。
なので、届きましたらすぐに食べられることをお勧めします。特に紅ズワイガニは、
ズワイガニに比べ水分量の多いカニです。冷凍庫に入れてしまうと水分が抜けてしまうので
着いたらすぐ食す!これが一番です。
カニの脚は、関節で折らず、少し内側で折ると身がスルンと抜け、食べやすいですよ。