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幻魚~ゲンゲ~

広報 すなご 2019年02月21日 カテゴリー: 干しげんげ

昨年も、ちょうどこの時期にお伝えしていた「ゲンゲの仕込」。

何回見ても、グロテスクな外見。

見るからにヌメッとしていて、気味が悪い深海魚ですが、実物はそれ以上・・・。ぬるぬるの寒天質は想像以上に分厚く、目だけが異様に光る、まるでエイリアンの様な富山湾の魚。

ただ、大人になると子どもの頃食べた「ゲンゲの味噌汁」が恋しくなり、自分で作ることもたびたび。

県外のお客様からも「いやぁ、都会に住むと無性にゲンゲの味噌汁が懐かしくなっちゃってね」と、ご注文いただくこともあります。

鮮魚として、発送も可能ですので、「ゲンゲの味噌汁を食べてみたい!」というかたは是非こちらから


 

カネツル砂子商店では、以下のようにバジルをふって干し、食べやすい状態にした「漁師のおやつげんげ塩バジル」も大人気。

こちらは乾燥したおつまみですので、手でつまんでパクパク食べることが出来ます。

バジルの風味が効いていて、白ワインとの相性もバッチリです。

幻の魚??げんげ

広報 すなご 2018年02月22日 カテゴリー: 干しげんげ

この地球外生物のような外観。ぬるっとした手触り。

これを一番最初に「食べよう」と思った人、すごいです。

この魚は、富山湾では割とメジャーな魚【げんげ】といいます。深海魚特有の顔つき、傷みやすさ、ぬるっとした感触、昔は「下(げ)の下(げ)」と言われていたから、「げんげ」という名前が付いたというのは有名なお話し。私が子供のころは、祖母がよくお味噌汁の具として、げんげを食べさせてくれました。

でも、冷蔵技術が発達し、調理の幅も広がった現在、ゼラチン状の身は天ぷらやから揚げにすると、臭みもなく、ふわふわの食感に。コラーゲンを多く含むことから、「幻の魚」と書いて、【げんげ】と呼ばれるようになりました。

また、内臓を抜いて干し、ちょっと炙って食べると酒の肴としてとっても美味です。内臓を抜いて、腹側の黒っぽい部分を綺麗にこそげおとす作業は、仕上がりをよくするために必須の作業。冷水を大量に使って行います。

ここから、干す作業に移るわけですが、カネツルでは「漁師のおやつ げんげ塩バジル」という商品に仕上げるため、バジルをふりかけます。

こうすることで、干しあがったとき、げんげ特有の臭いも気にならなくなります。

げんげは、からだの大部分が水分で構成されているため、干すとこんな感じで、あちら側が透けて見えるほど。ここまで乾燥度合いを上げると、炙らなくても、スナック感覚でそのまま食べることが出来ます。

こうして、「漁師のおやつ げんげ塩バジル」が完成します。塩分も控えめで、バジルの風味が効いているので、お子様や女性の方にも人気の商品です。

獲れたての生げんげからは想像つかないほど、食べやすい食感・味に仕上がっています。

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