日本海側に押し寄せた寒波の影響で、富山県滑川市でも昨夜からこのような雪景色。空も「これぞ、北陸の冬」といったグレーに。
そんな中、カネツル砂子商店加工場では・・・
塩ぶりの仕込が行われています。
塩ぶりの仕込には脂ののった養殖のぶりを使用します。
まずは塩をぶりの体全体にこすりつけながら、馴染ませます。
人の体温でぶりが傷まない様に素早く、かつ丁寧に。
そして、目玉の所は水分が多く、傷みがすすみやすいので、ぐりぐりと・・・これでもかというくらい塩を詰め込みます。痛そっ
えらの箇所も念入りに
内臓を抜いた腹側も
薄皮のない部分は塩気が入りやすいので、ぱらぱらと。
職人Yさんが塩を薄くする部分を指さしてくれました。
頭の内側も傷みやすいので塩はたっぷりと。
内側からも目玉裏を狙って
しばらく寝かせます。手前が本日加工した「塩ぶり」。奥の少し水分が抜けた塩ぶりは寝かせて4日目のぶり。
そして、職人が頃合いを見て、このように天井からつるします。

このような個食パックも人気です。
実をいうと、私も仕込みの作業をしっかり見たのは初めてで、そばにいた次女(5歳)は「血のにおいがするぅ~」と。食卓にあがるお魚からは嗅ぐことのない匂いなので、良い経験になったのでは??と秘かに思っております。


漁師さんが漁から戻り、休む暇なくすぐに茹でて下さるので、甘みが違います。
ご贈答前に「どんな味なのか、試してみたい」という方のために個食パックもご用意。


ええ、完全ホラーです。余談ですが、我が家の子供たちは昔からいたずらをすると「ととさん(お魚)の所に、連れてくぞぉ」とビビらされてました。
こうやって、腹の方は割りばしなどで固定して、しっかり乾燥させます。
仕込については、職人のこだわりがあるようなので、また今度。