富山湾の海の幸を全国にお届けします!

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ちょっとマニアックなほたるいかのお話

広報 すなご 2021年06月4日 カテゴリー: ほたるいか漁

3月1日の解禁から今年も順調だった富山湾のほたるいか漁。

オンラインショップの方は一足先に販売終了とさせて頂いておりましたが、今年もそろそろおしまいです。

解禁以降、日曜も祝日も毎日漁があるほたるいか。

多少の沖荒れでも出港する漁師の方には、毎年のことながら感動します。

ほたるいかはとってもデリケートな生き物。

それゆえに、前夜産卵に訪れたものと、その晩やってきたものが網の中で混ざると品質が格段に落ちてしまいます。

そのため、網を毎日起こす必要があります。

浜の工場から肉眼でもはっきり見えるこの網の風景もしばらくで見納めです。

この黄色いウキがついているのが、「垣網」と呼ばれるもの。

産卵にやってきたホタルイカを定置網に誘導する役目をします。

垣網は滑川では昔から藁を使用しており、漁期が終わると切り落とされます。

それが藻場を作り出し、魚が好む良い漁礁となるといわれています。

SDGsという言葉がまだ無かった頃からの先人の知恵。

その垣網の話を社長としていると、カネツルの先代が手編みで藁網を編んでいたことが判明。

時の流れを感じながら、今年もほたるいかシーズンが無事済んだことに安堵しているカネツルメンバーです。

チャチャっとご飯

広報 すなご 2021年04月12日 カテゴリー: ほたるいか漁

長男に続き、長女も上京し、少し寂しくなった我が家。

子供が減るたびに簡単になっていく我が家の食卓。

品数は少なくても旬のものは食べさせたい!!ということで、ほたるいかづくし。

ほたるいかと菜の花のレモンパスタ。

ほたるいかとプチトマトのピザ。

手が地味に汚い・・・。

定番の酢味噌和え。

旬のものは栄養価が高いといいますし、ほたるいかやの子供としてはほたるいかをおいしく食べられるように

英才教育。(というのも長男、長女はほたるいかが苦手・・・せめて次女だけでもほたるいか大好きに育ってほしい)

今のところ、ほたるいかラブに育っているので、一安心です。

富山湾のほたるいかは産卵に来ているものを定置網にて捕獲するので、内臓の成熟度も抜群。

富山湾のほたるいか漁は、産卵に上がってくるものを根こそぎ捕獲するのではなく、一晩に数回繰り返し産卵するほたるいかの習性を利用し、

一度目の産卵を終えたものを定置網で捕獲するようです。

そのような捕獲方法にも先人の知恵と優しさが垣間見えて、私は富山のほたるいかが大好きです。

 

解禁まであと5日

広報 すなご 2021年02月24日 カテゴリー: ほたるいか漁

今朝、富山湾で水揚げされた【ほたるいか】

やはり旬のほたるいかは、色が違います。

特にこの内臓の色。

ガラスのように透きとおる身体の中央の赤い部分。

これがほたるいかの肝臓部分、「ワタ」とよばれる部位です。

鮮度が良いと、このように見えるんです。

そして、鮮度が良い状態でゆでるとこんな感じ。

3月1日はいよいよ滑川の定置網のほたるいか漁が解禁。

春の訪れ、待ち遠しいです。

本日の水揚げ

広報 すなご 2018年03月12日 カテゴリー: ほたるいか漁

こちら、本日滑川(なめりかわ)漁港に水揚げされたキトキト(新鮮)ほたるいか。約500キロ弱。

例年に比べるとまだまだ少ない水揚げですが、明日からどーーーんと獲れるはず。

水揚げの多い前日は、夕方から夜にかけて、沖合の方からカモメなどの海鳥の鳴き声が聞こえてきます。

地元の海沿いに住む人たちは昔から、この海鳥の声で「あっ、明日は大漁やぞ」とか、「明日はあかんちゃ」など、翌日の水揚げを予測しています。

私は滑川で生まれ、県外に進学するまでずっとこの街で暮らしていました。毎年、3月のほたるいかシーズンに入ると、明け方4時頃「ポンポンポン・・・」という漁船のエンジン音と海鳥の鳴き声を聞きながら、布団の中で「漁師さんはこんな時間から働いているんだ」と、子ども心に感じていました。

そんな自分が縁あって、ほたるいかやさんに嫁いで早18年。高校生の息子が最近、「3月はいったんに、夜中カモメの声せんね。今年不漁け??」と・・・・。普段、親の仕事に関心のなさそうな息子の中にも【滑川の浜の子】としてのDNAが受け継がれていることに、ちょっぴり誇らしく感じた春の朝でした。

 

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