仕込み作業もあらかた終了し、寒風にさらされた「新巻鮭」が出荷されていくこの数日間。
近年はこのように1本丸々贈られるお客様は減ってきておりますが
このフォルムを見ると「ザ・お歳暮」という気がして、ちょっぴり嬉しいのは私だけではないはず。
脂が染み出ないように専用の紙に包み
蓋をします。
そして、ここからがちょっとした職人技。
先代の鮮魚担当Hさんの「ここは機械でバンド掛けしたら、ダメやちゃ。
手で縛るからいいがやぞ」の教えを忠実に守り

緩み、たわみがないよう、きっちり縛ります。

これで完成。この縛り方を「男縛り」と呼ぶそうです。なんだか卑猥な響きですが、いたって真剣。
このような形で全国各地に出荷されていきます。
※ご希望のお客様には1切れ1切れ真空した「新巻鮭」もご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
						
日本海側に押し寄せた寒波の影響で、富山県滑川市でも昨夜からこのような雪景色。空も「これぞ、北陸の冬」といったグレーに。
まずは塩をぶりの体全体にこすりつけながら、馴染ませます。
人の体温でぶりが傷まない様に素早く、かつ丁寧に。
そして、目玉の所は水分が多く、傷みがすすみやすいので、ぐりぐりと・・・これでもかというくらい塩を詰め込みます。痛そっ
えらの箇所も念入りに
内臓を抜いた腹側も
薄皮のない部分は塩気が入りやすいので、ぱらぱらと。
職人Yさんが塩を薄くする部分を指さしてくれました。
頭の内側も傷みやすいので塩はたっぷりと。
内側からも目玉裏を狙って
しばらく寝かせます。手前が本日加工した「塩ぶり」。奥の少し水分が抜けた塩ぶりは寝かせて4日目のぶり。



漁師さんが漁から戻り、休む暇なくすぐに茹でて下さるので、甘みが違います。
ご贈答前に「どんな味なのか、試してみたい」という方のために個食パックもご用意。


ええ、完全ホラーです。余談ですが、我が家の子供たちは昔からいたずらをすると「ととさん(お魚)の所に、連れてくぞぉ」とビビらされてました。
こうやって、腹の方は割りばしなどで固定して、しっかり乾燥させます。
仕込については、職人のこだわりがあるようなので、また今度。
先日、紅ズワイガニの折れた脚で試作し、好評だった「紅ズワイガニのトマトクリームパスタ」
















本日、「

