仕込み作業もあらかた終了し、寒風にさらされた「新巻鮭」が出荷されていくこの数日間。
近年はこのように1本丸々贈られるお客様は減ってきておりますが
このフォルムを見ると「ザ・お歳暮」という気がして、ちょっぴり嬉しいのは私だけではないはず。
脂が染み出ないように専用の紙に包み
蓋をします。
そして、ここからがちょっとした職人技。
先代の鮮魚担当Hさんの「ここは機械でバンド掛けしたら、ダメやちゃ。
手で縛るからいいがやぞ」の教えを忠実に守り
緩み、たわみがないよう、きっちり縛ります。
これで完成。この縛り方を「男縛り」と呼ぶそうです。なんだか卑猥な響きですが、いたって真剣。
このような形で全国各地に出荷されていきます。
※ご希望のお客様には1切れ1切れ真空した「新巻鮭」もご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。