本日から明日未明にかけて行われる大嘗祭。

その大嘗祭の庭積(にわづみ)の机代物(つくえしろもの)として、富山県の海産物からは、イナダの天日干しとしろえびが供納されました。

恐れ多くも、富山県水産加工連として、カネツル砂子商店は【白えびの燻製】を持っていきました。

前回の大嘗祭は、昭和から平成になった年であるため、31年も前のこと。

どんな箱で持っていったらいいのか、熨斗はどうするべきなのか、いろんな疑問の中、迎えた供納の儀。(結局、箱は特注で素敵な箱を作ってもらいました。)

こちらをスーツケースに入れ、北陸新韓線に乗り込みます。先日の台風19号で水没した車両の映像が焼き付いていたため、ホームに入ってきた、かがやき車両を見ると鼻の奥がツーンと。

東京につくと気持ちのいい秋晴れで、皇居周辺にはランナーの方や観光客の方がたくさんいらっしゃいました。

坂下門より入れていただき、宮内庁へ。中は撮影禁止の為(というかとる勇気もなく)、写真はありませんが、建物自体は年季が入ってはいるものの、足を踏み入れると自然に背筋がピンと伸びる、そんな場所でした。

供納の儀も想像以上に緊張し、かいたことないような汗が・・・。宮内庁式部官長さまよりお言葉も賜り、感無量。

供納の儀が終わると、特別参観をさせていただき、皇居宮殿の長和殿や富士見櫓などを解説付きで見せていただきました。

この後ろの緑は、寒椿。

新年の一般参賀のお出ましの時に、紅白の花をつけるように育てられているようですよ。

私の人生の中でも、2度と経験できないような貴重な体験をさせていただき、感謝しかありません。

富山でしか獲れない貴重な白えび。そんな特色ある供納品をお持ちできたことで、これからもより精進して仕事にまい進しようと決意した私です。

そして、こちらが供納のあと、宮内庁より頂いたお品。

なかは、このような菊の焼き印のついたどら焼き。

恐れ多くて、食べられる気がしません。