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HPでの旬のほたるいかの販売を終了しました

広報 すなご 2018年05月24日 

3月1日から解禁となった富山湾のほたるいか漁。

例年、ピークは3月下旬から5月半ばまで、といわれております。

どうしても、5月の後半になってくると、海水温の上昇に伴い、ほたるいかの鮮度も落ちやすくなってきます。

大きさが特長の富山湾産ほたるいかですが、5月下旬になると、そのサイズはより大きくなり、脂がのることでくどさが出てきます。なかにはこの「くどさがたまらん!!」とおっしゃるコアなお客様もいらっしゃいますが、上のような大きく、輪郭がぼやっとしたものになってくると、我々も「そろそろシーズンも終わりだなぁ・・・」と一抹の寂しさを覚えます。

このような旬を過ぎたほたるいかを茹でるには相当の技術が必要になってくるのです。背骨も太く硬くなってくるため、茹でると、「背割れ」とよばれる軟骨部分が割れて中身が飛び出す現象も起きやすくなります。

なので、釜場では茹でる時間やその他の条件を少しずつ調節し、なるべく旬に近い状態に仕上げる努力をしています。

これが昨日の仕上がり。

さすが、職人技。

工場で、釜揚げ作業を見ていると、その所作が美しく、ついつい見惚れてしまう時があります。

今シーズンは、なかなかお手頃価格で旬のほたるいかをご提供できませんでしたが、富山湾のほたるいかファンのみなさん。来季もどうぞよろしくお願いします。

(一応、6月半ばの網が上がる日まで毎日ほたるいか漁は続いてますので、「最後にもう一度食べていおきたい!」という方は、電話にてお問い合わせください。その日の漁模様や価格をお伝えし、お送りすることも可能です)

 

今年は不漁???

広報 すなご 2018年05月1日 

今年はお客様から、よく「不漁なの??」と尋ねられます。

ほたるいかやさんとしては、たとえ不漁であっても「不漁です」とは答えたくない。そんな私ですが、3月1日の解禁以降、ほたるいかの生値(生ほたるいか1キロ当たりの価格)が5,000円を超える日が下旬ころまで続くと、さすがの私も心の中で「今年は不漁なのかしら・・・」と思うようになってきました。順調にとれていれば、生値は大体1500円前後なのです。

3月の終わりには、地元の新聞にも大きく「今年はほたるいか漁不漁。例年の水揚げの七分の一」と報じられ、弱気になっていた3/31。

ついに来ました。どーーーーんとほたるいかの大群が!

価格も一気に下がり、お得意様にもご案内を送り、新聞にも「ほたるいか漁、好調」の文字が。

ほっとした矢先、4/14からまた高値の日々・・・。

店頭にお越しのお客様も「本日のお値段(時価)」を見てはため息をついて帰られる、そんな日々が1週間ほど。

そして4/21頃からは毎日安定的にとれるようになり、ようやくお客様にも安心しておススメできる価格となりました。

このジェットコースターのような価格変動。我々ほたるいかやさんにとっては心臓に悪いシーズンとなりました。

このあと、6月半ばまで毎日漁はあります。例年GWを過ぎると海水温が上昇し、ほたるいかの鮮度も落ちやすくなるのですが、今年は大雪だった影響で雪解け水が多く、美味しいシーズンが長いのでは??と思っています。

こちらの思惑通りにはいかないほたるいか漁。後半戦にも乞うご期待。

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