昨日、「富山県内の海辺でほたるいかの身投げがみられた」、とニュースになっていました。

地元民にしてみると、この【ほたるいかの身投げ】という言葉は、春の季語とも呼べるものなのですが、初めて耳にされる方は驚かれますよね。

【ほたるいかの身投げ】というのは、産卵に訪れたほたるいかが産卵後、何らかの理由で、方向感覚を失い、沖へ戻らず、波打ち際に押し寄せる現象のことを指します。

深夜から早朝にかけ、産卵は行われる為、海辺ではこのような幻想的な光が見られます。ほたるいかシーズン常にみられるわけではなので、これほどの光を見ることが出来た方は、ラッキーなのでは?いまだその生態については謎の多い「ほたるいか」。しかし、【ほたるいかの身投げ】について、起きやすい気象条件があるといわれています。それが以下の3点です。

・新月の夜

・晴天で波が穏やかな日、北西風がそよそよ吹く日

・深夜から明け方にかけての満潮時

ちょうど一昨日も新月の夜でしたね。夜見ると幻想的な光景、夜が明けるとこんな光景。

現実は見ない方が、綺麗な印象のままで終わることが出来る・・・なんだか人間みたいですね。