台風一過の海の中は魚の宝庫。カネツル砂子商店の工場の屋根の一部は飛ばされてしまいましたが(敷地内に落ちていたため、ご迷惑をおかけしなかったことだけが、救い)鮮魚のほうは大漁です。

地元「滑川」で獲れる鮮魚のご紹介、第2弾。

  • ひらめ:この日のサイズは40センチほど。これから冬にかけ、富山湾はひらめがよく獲れるシーズンに入ります。カネツルではこの時期を狙って、ひらめ昆布〆の製造作業に入ります。「ひらめ」と「カレイ」の違いについて、「左ひらめの、右カレイ」という言葉が有名ですよね。表に返したとき。顔の左側に目がよってついているものはひらめ。その逆で右側によっているものがカレイ。でも、鮮魚担当のN氏によると逆向きについているひらめやカレイもまれにいるそうです。魚界にも個性的な個体が存在する、ということですね。

  • 赤がれい:ひらめより少し小ぶりだった赤がれい。カレイは様々な種類があり、日本近海だけで30種以上生息しているといわれています。この赤がれいは、その名の通り赤みがかった色をしており、裏返しにしたときに腹部に赤みが強いものが新鮮と言われています。このカレイは干物というより、ムニエルや唐揚げにすると美味しくいただけます。

  • まとうだい(車鯛):おなかについた黒い丸。これが的(まと)のように見えるから「まとうだい」。一方で顔が長く、馬のような顔つきだから「馬頭(まとう)だい」とも言われています。北陸では、黒いおなかの丸印が車のタイヤに似ていることから「くるまだい」とよばれています。カネツルでの昆布〆ランキングでも、結構上位です。車たい昆布〆の昆布〆は、真たいの昆布〆に比べ、歯ごたえがややしっかりめで、白身でたんぱくな割に、噛むほどに魚の旨みが出るので、若い女性に特に人気です。

カネツル砂子商店では1999年から鮮魚部を設けております。自社製品の原料や地元スーパーへの卸が中心ですが、一般のお客様への「鮮魚ボックス」配送も行っております。ただ、日によって獲れる魚がまちまちなので、現時点でHP上での販売はしておりません。ですので、お電話やメールにてお問い合わせいただければ、その時期の旬のお魚状況をお伝えしたり、お客様の用途に合わせた下処理もをこちらでしたりすることも出来ます。

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